2022年、2023年とデイサービス5選2年連続受賞を達成した『ウェルフューチャー』様を日本デイサービス協会メンバーで見学訪問させていただきました。
見学内容をレポートさせていただきます!
ウェルフューチャー様は、東京、神奈川、愛知にてデイサービス運営と施設運営をされています。
今回は、東京の八王子にある大学と共同開発されたデイサービス、施設、学生寮、一般向け住宅、子供食堂が一体となった子供から高齢者まで様々な年代の方が連携して暮らす大学連携型介護の取り組みや様々なアイディアを学ばせていただきました。
デイサービス5選の事業所紹介もご覧下さい!
事業所紹介記事はこちらから
どのようにしたら子供から高齢者まで様々な年代の方が連携しているのか?気になりませんか?
介護に関わる方なら1度は、子供と高齢者の融合に憧れた事はありますよね?今回は、連携のポイントをお伝えします。
【子供食堂】
一般的な子供食堂のイメージに取らわれず、子供から大人まで色々な方が入りやすい食堂とする為、『Sou Zoo(そうぞう)食堂』という名前で運営されています。理念は、「Sou想、創、(添う寄り)添う気持ち」と「Zoo動物園のように楽しい場所」であり、子供も大人も0円でカレーを食べる事が出来るのです。更に0円でも赤字にならない仕組みも整っており、
ECサイトでカレーの販売を行ったり、デイサービスを利用されている方が内職を行う『働くレク』からの募金で成り立っているのです。更に更に、食材バンクとの連携で政府備蓄米など、賞味期限が近い食材をいただき、Sou Zoo(そうぞう)食堂で提供されているのです。
https://welfuture.shopselect.net
更に更に更に、敷地内には、高齢者の方が育てる家庭菜園もあるんです。こちらで育てた野菜もSou Zoo(そうぞう)食堂に提供されています。
子供から高齢者の連携では、デイサービスのレクで子供食堂の野菜を切ったりされているようです。今後の展開では、クッキング型スタジオデイサービスを敷地内に開設し、デイサービスの食事をデイサービス利用者さんが作る事はもちろん、Sou Zoo(そうぞう)食堂のカレーもデイサービス利用者さんが作っちゃうそうです。
更にデイサービスや施設で働くスタッフの子供たちも福利厚生としてSou Zoo(そうぞう)食堂を利用する事ができます。とても助かる仕組みですよね。
Sou Zoo(そうぞう)食堂で提供するカレーは1種類でなく、4種類のカレーから選べます。選び方も子供の教育を考え、好きなものを毎回選ぶのではなく、『ガチャガチャ』を毎回行ってもらい、ガチャガチャから出たカレーを食べるのです。これは、なんでも思い通りにならない事もある事を理解していただきたい、という想いがガチャガチャという工夫をされています。
【大学との共同開発】
『生涯ジリツのまち』を目指して、大学と共同で施設を建設しています。なかなかこの様な視点で施設を建てるアイディアないですよね。入りの時点で視点が高く素晴らしいポイントです。
サービス付き高齢者住宅が2棟あり、24室と36室、一般向け住宅8室、学生寮31室、デイサービス、訪問介護、居宅支援事業所が一体となり世代を超えたふれあいが日常的なものになるように工夫がされています。
Sou Zoo(そうぞう)食堂を中心にデイ→スタッフ→施設、一般住宅、学生寮の連携が世代を超えたふれあいを実感する事ができました。