2023年デイサービス5選事業所(エントレリハ)

デイサービス5選

発表ムービー

エントリーシート

題   名
脳と体のオーダーメイドプログラム 介護保険とそれ以外のプラスαを目指して
目   的
創業当初から「愛を持って厳しく」をテーマに利用者様に関わらせて頂いている。3時間という短い中で脳卒中系統の方には理学療法士や看護師による個別的な徒手療法と四肢の機能訓練を中心としたプログラム、認知症状の方や軽度認知障害の症状がある方には個別的な認知機能の維持向上を高めるプログラム、閉じこりやうつ病などの精神障害がある方にはコミニケーションを取った関係性構築ができるプログラムやリラクゼーションを中心としたプログラムと、一人一人に合わせた脳と体のオーダーメイドプログラムを作成し自社製品のトレーニングシステムを導入、管理、評価を構築している。
内   容( 何をしたのか )
人間の記憶だけに頼らないデータ活用の可視化評価により今の状態と過去の状態が即座にわかることで体や脳の変化を早期に発見する仕組みを開発導入しており、現場の社員や、同業者、実際に利用している方の声を形にしていくシステム運用と構築の展開を進めている。これは業務効率化と業務負担の軽減を図ることにもつながり、さらにこれら取り組みを学術大会などに発表できるようにデータ取りを行い発表することで社員のスキルアップ向上にもつなげている。今年の発表は3年前からの取り組みで、コロナ渦の影響によりフレイル状態の人が多く目立ち始めたことをきっかけに転倒予防改善のプログラムシステムを作成し導入結果のデータを発表した。3年間のデータ分析結果では転倒予防の改善も見られている。このように事業所内ではその時代に合わせた取り組みを察知し利用者様を支援している。昨年よりコロナが理由で「買い物に行けない」「ヘルパーがこれない」という相談が相次いで上がってきた。そこで弊社がシステム開発した認知症予防機器の「脳ぽち:http://www.noupochi.com」という大型タッチパネルデバイスの中で買い物を行い高齢者のデジタル技術の活用と同時に自ら選ぶことができる幅を広げる取り組みを実践している。これは社会参加、フレイル、認知症等予防など多角化を目的としQOL,ADLの向上につながっている。
成   果( どうなったのか )
IT/ICT技術の構築で実現したエントレネットスーパーは、重たい物を買うことが困難になってきた利用者の方に大きな反響があった。特に人気なのは送迎者で持って帰れる事。よく売れるのはお米、トイレットペーパーなど日常的に欠かせないが一人で運ぶのが困難なものであった。送迎ドライバーやスタッフの協力で成し遂げることが出来たこの取り組みは、利用者様だけでなく家族様にも喜ばれた。またスタッフも社内で購入することができるため好評である。デジタル社会に取り残されている高齢者に取ってエントレネットスーパーは身近な存在になり〝若返りの実現〟ができているように思う。また、地元農家の協力のもと直売買いも行った。地産地消に繋がりつつ、地域の方との連携が今後はもっとできるように期待している。さらにシステムの中に個別の既往歴をデータベースに入れることで食べることができない食品リストを買い物選択画面から非表示にする。認知症の方の買い物重複を避けるなど情報を駆使しどんな状態であっても安心して買い物ができる環境を整えることが在宅生活の中の一番の自立支援につながると考えている。

取材記事