2023年デイサービス5選事業所(ツクイ帯広WOW)

デイサービス5選

発表ムービー

エントリーシート

題   名
地域の活動拠点を目指して~コミュニティ型デイサービス・ふれWOW~
目   的
地域包括ケアの実現に向け、また、今後迎える地域福祉の課題に挑戦していく。高齢者の方々がいつまでも元気に生活できること、地域の子供から高齢者までの取り巻く環境(少子高齢化問題、地域の集いの場、介護人材不足、労働生産人口の減少など)を踏まえ、地域住民・地域資源(ボランティア団体)・地域福祉サービスと協同しあい、高齢者を支える仕組みづくりを進める。さらに地域住民の方々が自らの介護予防や孤独・孤立の解消を目的とした活動拠点を創出できる機会を提供するコミュニティ型DSとして、地域一体化(重層的支援体制)を意識した活動拠点・集いの場づくりへの挑戦を目指す。
内   容( 何をしたのか )
①集いの場となる環境を整備するため、DSのフロアの一画に地域住民・市民活動団体等が使用できるコミュニティスペースを用意し、活動場所として提供。(各分野の相談窓口の設置や行政と連携し就労支援活動の場を提供)
②地域介護予防教室に参画。予防教室卒業後の地域住民に自らの介護予防を目的にした、デイサービスへ有償ボランティアとしての参加を提案。第一層生活支援コーディネーターと共同し地域人材発掘(地域サポーター養成講座開催)
③不登校児童の相談場所として、市民活動団体にコミュニティスペースの開放と、不登校児童の社会貢献・社会参加訓練として、有償ボランティアとして参加を提案。
④近隣のB型就労支援事業所と共同した社会参加活動による地域貢献プログラムを実施。
⑤地域住民へ毎月コミュニティカレンダーを発行し、地域住民がお客様と一緒に参加しやすいプログラムを発信。(体操・趣味活動・ボランティア活動案内など)
⑥認知症カフェや併設サービスの居宅介護支援事業、地域サービスと共同して介護相談を実施。
※介護スタッフの人材確保が課題にあげられる現在、(地域密着)通所介護における地域等との連携を強化し、お客様だけではなく、地域住民にも自ら集いの場となる活動拠点を提案し、お客様や地域住民の方々がいつまでも社会性の維持・参加により重度化予防を図れるような地域交流を提供しています。
成   果( どうなったのか )
①コロナ禍においても、緊急事態宣言発令時以外は地域解放・地域活動をコミュニティスペースなど活用・活動されたことから、多くの地元メディア・地元紙へ活動内容が紹介された。
②地域住民⇒有償ボランティア登録数8名⇒ボランティアの方から自主活動団体を創設(パークゴルフふれWOW)
③不登校児童らが、自らの意思でデイサービスのボランティア活動に参加。放課後デイを欠席しても、ボランティア活動を出席扱いにすることを市でも検討を開始(人のために役に立ちたい気持ち・自分自身を表現・将来の社会参加訓練)。
④B型就労支援のお仕事を請け負い、実施成果として成果報酬という対価をえることで自主性の向上。
⑤人材確保が行き届かない中、最低人員基準で地域住民(ボランティア)を交えた運営が行えた。お客様もボランティアとの関係性を築くことができ、活動を通じてスタッフ以外とも交流を図ることができ、メリハリが生まれた様子がうかがえる。自主性や社会性の維持・向上が図れている結果と判断している。
⑥介護相談・ボランティア相談・ボランティアからの求職相談など、日々の活動のつながりから、直接解決できない内容であっても、他事業所・各サービス・行政との連携が図れ、関わりが持てるようになった。

取材記事