発表ムービー
エントリーシート
題 名 |
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「送迎」以外はサービスしない家 |
目 的 |
当施設は、「みんなで作る第2の居場所」をコンセプトに⾼齢者の⾃⽴⽀援に特に⼒を⼊れている⼀軒家型のデイサービスです。noieの⽬指す理想像は、「スタッフがやるのは送迎と⼊浴だけ」で、それ以外はnoieに集まるみんなで作り上げることに取り組んでおります。noieの利⽤者の半数以上は、認知症の診断がついている⽅です。認知症のあるなしに関わらずですが、要介護⾼齢者の多くは、⾃宅では「出来る⼒はあるのに何もさせてもらえていない」状態の⽅が多いです。ただ、うまく環境をデザインし、必要最低限のサポートがあれば、⼗分に⼒を発揮できる⽅がほとんどです。私たちは、⼀軒家という環境に作業療法、介護のエッセンスを取り⼊れ、本⼈の得意なことや本⼈にとって意味のある活動を⾏い、「◯◯さんだからこそ」「◯◯のままでいられる」を引き出せることを使命に⽇々挑戦しています。 |
内 容( 何をしたのか ) |
『丁寧なヒアリング』 初回利⽤時に時間をかけて本⼈の⼈となりを聞き出します。⽣活歴はもちろん、親⼦・兄弟との関係、苦労したこと、良かったこと、好き嫌いを聞き出し、noieで⼒を発揮してもらうにはどうしたらいいかを深掘りします。 『コミュニティ×専⾨性』 作業療法⼠が常駐しています。ヒアリングした内容と作業療法評価の中で、本⼈らしさが発揮されながら、どの作業のどの部分を⾏ってもらったら、本⼈にとって意味のあるものになるかを考えます。そして、最⼩限の⽀援で、最⼤限の⼒を発揮してもらえるように環境をデザインします。また、デイサービスというコミュニティ⼒を⽣かして、ピアサポート、「つながり」を引き出せるようにデザインしています。 『豊富な作業活動』 ⼀軒家の環境を⽣かし、noieで⾏う活動は、家事から庭仕事、DIYなど多岐にわたります。台所仕事ひとつとっても、買い出しから調理、⽚付け、盛り付け、配膳洗い物と⾊んな⼯程があり、各所に役割ができる為、⾃尊感情や承認欲、有能感を保つことができ、暮らしにハリが出てきます。 |
成 果( どうなったのか ) |
・他のデイを休みがちでデイを転々としていた利⽤者さんが毎回出席するようになる(88歳⼥性) ・通所開始後、元々していた⼤⼯仕事や庭の⼿⼊れを⾃ら再開し始めた(88歳男性) ・退院後、寝たきりだったが通所後、⼤好きなケンタッキーを1⼈で買いに⾏けるようになった(70歳⼥性) ・⽣活にリズムが⽣まれ、安定してパートの仕事に通えるようになった(67歳⼥性) ・妻の逝去後、引きこもりがちだったが、役割が⽣まれ、休まず通所が出来るようになった(80歳男性) ・ADL維持等加算Ⅱ所得(ADL利得3.0) ・出席率90%以上維持 ・利⽤者リハビリテーション満⾜度100% |